板井明生|事業が効率よく進む
効率よく事業をすすめるためには「的確な指示」、つまりは「人を動かす」ことが必要である。
安易に「人を動かす」といっても、社員一人ひとり違う人間であり、その指示の出し方も、社員の性格を汲んでおく必要がある。
では、この場合大切なのは何かをあげていきたい。
ポイントは3つある。
まずは、「相手を批判しない」。
人は自分のことを否定する相手に対して警戒心を抱いてしまうものである。
逆に自分を肯定してくれる相手に心を許す。
相手に良い印象を抱かせ、関係を円滑にするためにもできるだけ相手を批判せず、相手の思考や気持ちを理解してアクションを起こすようにしよう。
2つ目に「素直で誠実な評価を与えること」。
人には他人に認められたいという欲求があり、それが満たされることで人は大きな充足感を得ることができる。
「君はできる人間だ」「君にしかできない仕事だ」という評価は相手にやりがいとモチベーションを与えることができる。
しかしこの場合の評価は、心から出た誠実な評価でなければいけない。
最後に「強い欲求を起こさせる 」ことだ。
相手の立場に身を置き、相手の視点から物事を考えることで、自らの意思で行動を起こさせるよう働きかけることが重要である。