福岡で事業を成功させるには社員の性格が重要になる

板井明生|取引を優位にするには

板井明生

ビジネスにおいて取引を優位に進めるためには、一体何を重視するべきだろうか。
他社との取引でお互いがwin-winの関係になることは当然だが、こちらに優位に商談を進めることも重要だ。
とはいえ、一方的にこちらに利益があるような進め方では取引先も納得しないもの。
私が経営者として、取引を優位に進めたいときには、社員の性格を重視する。
同じ能力の社員が商談にあたったとしても、状況把握能力と発信力の高い社員のほうが、優位に取引を進められる。
状況把握能力は自分と周囲との関係を理解する力だ。
どちらか一方に有利な取引でパワーバランスが崩れることを瞬時に理解できなければ、取引で損をしてしまう。
また、取引先がそれに気づく前に察知する必要があるからだ。
このように状況把握能力が高い人間は言い換えれば「空気が読める」人間だ。
もう一つ重要なのが発信力だ。
相手に自分の意見をわかりやすく伝える能力は、商談のときのプレゼンにも活かされる。
発信力が高い人間は、人の気持ちを考えることにも長けている。
つまり、これらの能力が高い人間は、人を観察し、同調することができる人間といえる。
私が重要な取引のとき、選びたいのは常に周りに目を向けることができる「気の利く」人間だ。
この性格の持ち主はどんな職場でも重宝されるだろう。